「復帰したら、担当していた仕事がなくなっていた」
「時短だからと、責任のある仕事を任せてもらえない」
「同期はどんどん先に行くのに、自分だけ止まっている気がする」
そんな悩みを抱えていませんか。
マミートラックが悔しいと感じているのは、あなただけではありません。
同じ状態にいる女性は、ある調査では半数近くにのぼりました。
一方で、悔しさを抱えたまま何も変えずにいると、同じ状態が長く続きやすいことも分かっています。
仕事も家事も育児も回しながら、職場で気持ちを話せる相手もいない。
ひとりで考え込んでいる方は少なくないでしょう。
だからこそ、いま自分の身に何が起きているのかを言葉にしておくと、抜け出すのか、いまは乗ったままでいるのかを、自分で決められます。
この記事では、マミートラックが悔しいと感じる理由と、いまから選べる4つの道を解説します。
・いまの状況がマミートラックかどうかを確かめる2つの質問
・マミートラックから抜け出した人が変えた3つの方法
・会社を変える道と、家でできる仕事を始める道
マミートラックとは?悔しいと感じているのはあなただけではない

悔しいという気持ちに名前がつくと、少しだけ扱いやすくなります。
まずは、いま起きていることを整理していきましょう。
マミートラックって何?
マミートラックとは、出産や育児をきっかけに、本人の意欲や力とは関係なく、責任のある仕事や昇進の機会から離れてしまう状態を指します。
仕事を続けてはいる。
けれど、任される仕事が軽くなり、先の見通しが描けなくなる。
能力が足りないからではなく、働き方が変わったことで起きる点に特徴があります。
もともとは1980年代のアメリカで使われはじめた言葉で、「お母さん(mommy)」と、陸上競技などの「トラック(track)」を組み合わせたものです。
同じところをぐるぐる走り続けるような状態を言い表しています。
マミートラックに当てはまる女性は46.6%、総合職でも約4割
公益財団法人21世紀職業財団が2022年に行った調査では、マミートラックに当てはまる女性は46.6%でした。
半数近くが同じ状態にいることになります。
補助的な仕事が多いのは自分だけではないか。
そう思って落ち込んでいた方には、意外な数字かもしれません。
コース別に見ると、総合職でも約4割が当てはまっていました。
責任のある立場で働いてきた人でも、出産を境に同じ状態になりやすいということです。
なお、調査の対象は26歳から40歳の共働きの男女正社員・正職員で、パートや派遣で働く人、専業主婦は含まれていません。
働く女性全体の数字ではない点だけ、頭に置いておきましょう。
出典:公益財団法人21世紀職業財団「子どものいるミレニアル世代夫婦のキャリア意識に関する調査研究(2022年)」
いまの状況がマミートラックかどうかは、2つの質問で確かめられる
ただ疲れているだけなのか、キャリアが止まっているのか。
線引きがあいまいなまま悩み続けるのは、しんどいものです。
先ほどの調査は、マミートラックを「仕事の難易度や責任の度合いが低く、キャリアの展望もない」状態と定めて数えていました。
裏返すと、確かめるべきことは2つに絞れます。
・質問① いま任されている仕事の難しさと責任の重さは、妊娠・出産の前と比べて下がっていますか
・質問② 1年後、3年後に自分がどんな仕事をしているか、思い描けますか
両方とも当てはまるなら、マミートラックにいる可能性が高いといえます。
大事なのは、どちらが欠けているかで、次にやることが変わることです。
仕事の中身は変わっていないのに先が描けないなら、上司と話す場をつくることが先になります。
逆に、先は描けているのに仕事が補助的になっているなら、任される内容を戻す交渉が先です。
両方そろっていないうちは、やみくもに転職先を探しても迷うだけでしょう。
マミートラックが悔しいと感じる3つの理由

悔しさの正体が分からないままだと、自分を責める方向にいきがちです。
何を失っているのかを、3つに分けて見ていきます。
理由①|やりがいのある仕事を任せてもらえないから
できるはずのことを任せてもらえないと、力が余っている感覚だけが残ります。
以前は当たり前に呼ばれていた会議に声がかからない。
担当していた案件が、いつのまにか後輩に移っている。
積み重ねてきたものが、静かに手から離れていく感じがするでしょう。
働くこと自体が嫌になったわけではありません。
むしろ好きだったからこそ、離されたときの痛みが大きくなります。
理由②|成果を出しても評価や昇進につながらないから
限られた時間の中で工夫して成果を出しても、働いた時間の長さで評価が決まる仕組みの中では、工夫した分が数字に表れません。
評価が相対的に決まる職場だと、差はさらに開きます。
遅くまで働ける同僚と同じ土俵で比べられれば、勝ち目がないと感じても無理はないでしょう。
給料が上がらない状態が続けば、将来の不安にもつながります。
悔しさが、時間とともに焦りへ変わっていくのはそのためです。
理由③|相談できる相手がいないまま、ひとりで抱えているから
定時で帰る日が続くと、職場で気持ちを話せる相手が少しずつ減っていきます。
雑談の輪に入る時間も、飲み会に顔を出す機会もない。
仕事の情報だけでなく、悩みを聞いてもらう相手まで遠くなっていきます。
家に帰れば帰ったで、家事と育児が待っています。
夫婦でキャリアの話をする時間が取れないまま、気持ちだけが行き場を失う。
悔しさが長引く大きな原因です。
マミートラックが起きる背景と、法律で禁止されていること

なぜ自分がこうなったのか。
会社のやっていることは決まりの上で許されるのか。
多くの人が知らないまま抱え込んでいる部分を見ていきましょう。
会社にも事情がある。ただし、それで納得できるとは限らない
会社側にも、急な休みに備えて仕事を分けておきたい、代わりに動ける人が少ない、といった事情がある可能性もあります。
負担を減らしてあげようという気づかいから、責任の軽い仕事に変える上司もいるでしょう。
悪意があるとは限りません。
それでも、聞かれないまま決められたことに納得できないのは自然な反応です。
法律は、育児休業や時短勤務を理由にした3つの行為を禁止している
会社が良かれと思ってやっていても、法律に触れる場合があります。
育児・介護休業法は、育児休業や時短勤務(所定労働時間の短縮措置)を申し出たこと、または利用したことを理由に、解雇その他の不利益な取扱いをしてはならないと定めています。
厚生労働省は、不利益な取扱いにあたる行為の例を11個挙げました。
うち3つは、マミートラックの説明とほぼ重なるものです。
- 昇進・昇格の人事考課において不利益な評価を行うこと
- 不利益な配置の変更を行うこと
- 就業環境を害すること
「昇進・昇格の人事考課において不利益な評価を行うこと」には、育児休業をした人を、休業した期間を超える一定期間、昇進・昇格の選考対象から外す人事評価制度が含まれます。
実際には働かなかった時間がないのに、育児休業を申し出たというだけで不利に評価することも同じです。
「不利益な配置の変更」の例として挙げられているのは、通常の人事異動のルールからは十分に説明できない職務や勤務地の変更をして、働く人に相当程度の経済的または精神的な不利益を生じさせることでした。
そして「就業環境を害すること」には、業務に従事させない、専ら雑務に従事させる行為が当てはまります。
復帰後に雑務ばかりを任されている状態は、就業環境を害することに近いといえるでしょう。
出典:厚生労働省「育児・介護休業法について」
出典:e-Gov法令検索「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」
ただし、マミートラックのすべてが法律違反になるわけではない
大事な線引きがあります。
マミートラックにあたる状態が、そのまま法律違反になるわけではありません。
禁止されているのは、育児休業や時短勤務の申し出・利用と因果関係がある行為です。
目安として、申し出や取得から1年以内に不利益な取扱いが行われた場合は、原則として法律違反と判断されます。
ただし、例外が2つあります。
- 業務上の必要性があり、その必要性が不利益を上回る特段の事情があるとき
- 本人が同意していて、有利な影響が不利な影響を上回り、会社から適切な説明がなされるなど、一般的な労働者なら同意する合理的な理由が客観的にあるとき
自分の場合が当てはまるかどうかは、事情によって変わります。
判断に迷うときの相談先は、お住まいの都道府県労働局の雇用環境・均等部(室)です。
事情を伝えたうえで、当てはまるかどうかを確かめられます。
知っておくだけでも、上司と話すときの気持ちが変わるはずです。
マミートラックから抜け出した人が変えた3つの方法

先ほどの調査には、もう一つ大事な数字がありました。
第一子の出産後に復帰した時点でマミートラックにいると感じた女性のうち、現在もマミートラックにとどまっている人は70.0%。
一方、復帰した時点で「仕事の難易度や責任の度合いが妊娠・出産前とあまり変わらず、キャリアの展望もあった」と答えた女性は、80.1%が今も展望を持っていました。
つまり、いまの状態がそのまま続きやすいということです。
だからこそ、何を変えるかが先を分けます。
同じ調査で、マミートラックから抜け出せた女性が挙げた理由は3つに整理されていました。
順に見ていきましょう。
出典:公益財団法人21世紀職業財団「子どものいるミレニアル世代夫婦のキャリア意識に関する調査研究(2022年)」
方法①|上司に、自分がどう働きたいかを伝える
抜け出せた女性がいちばん多く挙げたのは、上司の関わりで46.6%でした。
内訳は「上司に要望を伝えた」が23.3%、「上司からの働きかけがあった」が24.3%です。
とはいえ、周りが忙しくしている中で自分の希望を切り出すのは、気が引けるのが正直なところでしょう。
時短で帰っている立場ならなおさらです。
覚えておきたいのは、話す機会が法律で用意されていることです。
2025年10月から、会社には次の義務があります。
3歳に満たない子を育てている社員に対して、選べる措置を知らせたうえで、どれを選ぶかについて本人の意向を確認する面談等を行わなければならない、というものです。
さらに、3歳から小学校入学前の子を育てる社員には、次の5つのうち2つ以上を用意する義務があります。
- 始業時刻の変更等
- 在宅勤務等
- 時短勤務
- 子の養育のための休暇
- そのほか厚生労働省令で定める措置
どれを用意するかは会社が決めるため、在宅勤務を必ず選べるわけではありません。
勤続1年未満など、労使協定で対象外と定められている人もいます。
それでも、自分の会社が何を用意しているかを知っておけば、話を切り出す糸口になります。
就業規則を読むか、人事に「子育て中に選べる働き方の制度には何がありますか」と聞いてみましょう。
方法②|働き方そのものを変える
抜け出せた女性の46.6%が、働き方を変えていました。
勤務時間を戻した人、働く場を移した人などが含まれます。
ただし、フルタイムに戻せる家庭ばかりではありません。
保育園のお迎えの時間、親を頼れるかどうか、夫の帰宅時間。
条件は家庭ごとに違います。
戻せないことを責める必要はありません。
勤務時間を1時間だけ延ばす、在宅の日を週に1日つくるといった小さな変更でも、任される仕事の幅は変わります。
時短勤務でのつらさを感じている場合は、下記の記事もあわせてご覧ください。

方法③|家事・育児の分担を家族と見直す
26.2%の女性が、家事や育児の負担を減らすことで抜け出していました。
夫の分担を増やした人、外のサービスを使った人、親族や知人に頼った人がいます。
仕事の話なのに家庭の話が出てくることに、違和感を持つ方もいるでしょう。
けれど、平日の夜と朝に自分の時間がまったくないままでは、仕事の中身を変える余力も生まれません。
頼れる家族が近くにいない方もいます。
その場合は、宅配や家事代行を一部だけ使う、休日の家事を前日にまとめるなど、自分の手を空ける方法を1つ決めるところから始めてみましょう。
マミートラックに乗ったまま、いまからできること

ここまで読んで、いまは動けないと感じた方もいるでしょう。
子どもがまだ小さい、下の子の出産を控えている、体力が持たない。
無理に動かなくてかまいません。
待っている間にもできることがあります。
ここでは、いまの働き方を続けながら何ができるかを見ていきます。
いま動かないと決めるのは、あきらめることではない
子どもが小さい時期に家庭を優先すると決めたなら、自分で選んだ働き方といえます。
まわりが先に進んでいるように見えても、人によって大事にするものは違います。
いま家庭に時間を使ったことを、何年か先に後悔するとは限りません。
一方で、「いつか状況が変わるはず」と待つだけでは、先ほどの70%側に近づいてしまいます。
待つと決めるのと、流されるのは違うものです。
次に動くための準備に時間を使う
復帰した時点でキャリアの展望を持っていた女性は、80.1%が今も持っていました。
展望をゼロにしないことが、あとから大きな差になります。
とはいえ、資格の勉強をまとめて始めるような話ではありません。
1日10分でもできることがあります。
- 任された仕事を、月に1回だけ記録に残す
- 気になる分野の記事を、通勤の時間に読む
- 社外の人と話す機会を、半年に1度つくる
同じ調査では、女性総合職のうち過去に「一皮むける経験」がある人のほうが、キャリアの展望を持っている割合が高い傾向もみられました。
ただし人数が少ない集計なので、目安として受け取っておきましょう。
キャリアを一からやり直したいと感じている方は、下記の記事もあわせてご覧ください。

マミートラックに乗りたいと考える人もいる
職場を見わたすと、同じ立場なのに悔しがっていない人がいませんか。
いまは仕事の比重を下げたいと考える人もいます。
長く勤め続けるために、あえて責任の軽い立場を選ぶ人もいるでしょう。
どちらが正しいという話ではありません。
問題になるのは、自分で選んでいないのに決められてしまったときです。
悔しさが消えないのは、選ぶ機会がなかったからかもしれません。
まわりと比べて焦るより、自分がどうしたいのかを言葉にするほうが先です。
会社を変える道と、家でできる仕事を始める道

社内で動いても変わらなかったとき、マミートラックから抜け出すために勤め先を変えた人もいます。
一方で、会社に籍を置いたまま、家でできる仕事を始める道もあります。
どちらが向いているかは、いま何に困っているかで変わってくるでしょう。
転職で環境を変えるときに確かめること
働く場を移して状況が変わった人はいます。
ただし、次の会社で同じことが起きない保証はありません。
面接の段階で確かめておきたいのは、次の3つです。
- 育休から復帰した社員が、いまどんな仕事を任されているか
- 評価の基準に、働いた時間の長さがどれくらい入っているか
- 子育て中の社員が、実際に何時に退社しているか
求人票の「育児と両立しやすい環境」という言葉だけでは分かりません。
人事ではなく、配属先の上司に直接聞くと、実態が見えやすくなります。
とはいえ、転職には時間も体力も要ります。
子どもがまだ小さいうちは、動くこと自体が難しい時期もあるでしょう。
育休から復帰して働き方が変わった人が、家で働きはじめるまで
Real us(リアラス)で学んだゆうさんは、フルタイムの営業事務として働いていました。
5歳と4歳のお子さんを育てながら、育休から復帰します。
ところが働き方が変わったことで、給料が以前より減ってしまいました。
子どもの体調不良で急に休むことも多く、月々の収入が安定しないことに不安を感じていたそうです。
上の子の小学校入学も近づいていました。
時短勤務にすれば、収入はさらに減ってしまいます。
だからこそ、自分の力で収入を増やせる選択肢を持ちたいと思ったといいます。
家事をできるだけ早く終わらせて、夜は1日1回パソコンを開くと決めました。
学び始めてから約3〜4週間で、SNS分析の案件を獲得したそうです。
最初はパソコンを買うところからのスタートだったそうです。
ゆうさんがどのように在宅ワークへ踏み出したのか、下記の記事をぜひご覧ください。

自分の強みが見えなくなっていた人が、棚卸しで見つけたもの
Real us(リアラス)で学んだゆうきさんは、接客業一筋でECショップのほぼフルタイム勤務をしていました。
事務は未経験で、「自分ができることなんて、そんなに大したことない」と思い込んでいたそうです。
仕事を探すときも、やりたいことではなく「今の自分にできそうなこと」という狭い範囲で考えていたといいます。
転機になったのは、メンターとの対話でした。
後輩を育てた経験やお客様のニーズを先読みしてきたことが、オンライン秘書に求められる伴走力や提案力にあたると気づきます。
いまは午前中に3時間パートで働き、午後は4時間ほど在宅で仕事をしています。
収入以上に、自分にも選べる働き方があると気づけたことが大きかったそうです。
ゆうきさんがどのように働き方を組み替えたのか、下記の記事をぜひご覧ください。

在宅ワークを始める前に知っておきたい3つのこと
家でできる仕事は魅力的に見えますが、良いところだけではありません。
始める前に知っておきたいことが3つあります。
- すぐには稼げない。仕事を探すところから自分でやる必要がある
- 学ぶ時間が要る。1日10分でも、続けなければ形にならない
- ひとりで学ぶと途中で止まりやすい
とくに3つ目でつまずく方が多くいます。
動画を見て知識を入れることはできても、応募書類の書き方や案件の選び方は、自分だけでは正解が分かりません。
独学でも学べますが、応募して選ばれなかったとき、提案文のどこを直せばいいのかを自分だけで見つけるのは難しいものです。
学べる場を使うと、次の2つが変わります。
他の受講生の頑張りや過去の事例を見られるので、受かりやすい書き方の傾向が分かること。
そして、学習にあてた時間の長さが、そのまま成果の差になりやすいことです。
スクールを選ぶなら、受講料がかかる前提で、次の4つを確かめておきましょう。
- 学習の期間はどれくらいか
- つまずいたとき、すぐに質問できるか
- 仕事の探し方や応募のしかたまで教わるか
- 途中でやめるときの決まりはどうなっているか
何を学べばいいか迷っている方は、下記の記事もあわせてご覧ください。

マミートラックが悔しいときのよくある質問

マミートラックはいつまで続きますか?
期間が決まった仕組みではないため、何年で終わるとは言えません。
調査では、復帰した時点でマミートラックにいると感じた女性の70.0%が、現在もとどまっていました。
一方、復帰した時点でキャリアの展望を持っていた女性は、80.1%が今も持っています。
いつ終わるかを待つより、展望を切らさないために何か1つ続けるほうが、先を変えやすいといえるでしょう。
マミートラックが悔しいと思うのは、わがままでしょうか?
わがままではありません。
同じ状態にいる女性は46.6%いて、総合職でも約4割が当てはまっていました。
加えて、育児休業や時短勤務を理由にした不利益な取扱いは、法律で禁止されてもいます。
もっと働きたいと思うことは、責められるようなものではありません。
マミートラックに乗りたいと考える人もいるのですか?
います。
いまは仕事の比重を下げて、長く勤め続けることを選ぶ人もいるでしょう。
大事なのは、自分で選んだかどうかです。
選んだうえで家庭を優先しているなら、悔しさは出にくくなります。
悔しさが残るのは、聞かれないまま決められたときです。
上司に希望を伝えても変わらなかったときはどうすればいいですか?
いつ誰にどう伝えたかを、日付つきで記録に残しておきましょう。
そのうえで、お住まいの都道府県労働局の雇用環境・均等部(室)に相談できます。
育児休業や時短勤務を理由にした不利益な取扱いにあたるかどうか、事情を聞いたうえで判断してもらえます。
あわせて、会社の中だけに答えを求めない準備も進めておくと、気持ちに余裕が生まれます。
時短勤務をやめてフルタイムに戻せば、抜け出せますか?
働き方を変えた女性は、抜け出せた人の46.6%にあたります。
ただし、戻せる家庭ばかりではありません。
保育園のお迎え、夫の帰宅時間、親を頼れるかどうか。
条件が整わない中で無理に戻すと、体調のほうが先に崩れてしまいます。
フルタイムに戻す以外にも、勤務時間を少しだけ延ばす、在宅の日をつくるなど、会社が用意している措置を確かめる手があります。
在宅ワークは、いまの仕事を続けながらでも学べますか?
学べます。
夜や朝の時間を決めて、1日1回パソコンを開く習慣をつけて、始めた方もいます。
ただし、時間は確実に必要です。
仕事と家事と育児のすき間に入れていくため、無理のない範囲で続けられる形にしておきましょう。
最短ではじめての仕事を決めたい場合は、応募のしかたや仕事の探し方まで教わる場を使うほうが、迷わずに進められます。

まとめ|マミートラックが悔しいのは、まだ前に進みたいから

マミートラックが悔しいと感じているのは、あなただけではありません。
抜け出すのも、いまは乗ったままでいるのも、自分で選んだのなら、どちらも前に進む道です。
会社の中でできることを確かめながら、家でできる仕事にも目を向けてみませんか。
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