「何度も限界を感じる瞬間がありました」
そんな心境の中でも「子育て中でも自分の可能性をあきらめたくない」と考え行動を起こしたのが、今回ご紹介する2児の母でありながら年商800万円のハンドメイド事業を築き上げたしほさんです。
彼女はかつて、朝7時に家を出て夜22時過ぎに帰宅するという激務の会社員でした。
それでも、「家族との時間も自分の可能性も手放したくなかった」と、仕事と育児の合間を縫って起業への一歩を踏み出します。
当初は、
・SNSフォロワーゼロ
・ビジネス知識ゼロ
・子どもが寝たあとの深夜作業
というないない尽くしのスタートでした。
それでも、仲間との出会いや学びを重ね、試行錯誤を続ける中で、少しずつ結果が見え始めます。やがて自分の強みを生かしたブランドを確立し、「毎月安定して売上が出る仕組み」を構築。現在では以下のような成果を実現しています。
- 年商800万円規模の個人事業へ成長
- オリジナルキャンドルを中心とした商品ラインナップを展開
- 自社オンラインショップとSNSで全国にファンを獲得
- 撮影・デザイン・マーケティングなどもすべて独学で習得
- 子育てと両立する柔軟な働き方を実現
そんなしほさんが、どのようにしてキャリアを切り開き、母として・女性としての幸せをつかんだのか。そのリアルな歩みをお届けします。
しほさんの対談動画はこちら!
激務の営業職から一転、結婚・出産でキャリアが途絶えた焦り
しほさんは、かつて都内で営業職として多忙な日々を送っていました。朝は7時に家を出て、夜22時を過ぎて帰宅する生活。結果を求められる仕事にやりがいを感じつつも、「この働き方をこの先も続けられるのか」という不安も常に抱えていたといいます。
当時は、とにかく走り続けていた感覚でした。
仕事も好きでしたが、自分の時間というものがほとんどなかったですね
ご結婚とご出産を機に、しほさんは一度キャリアを手放しました。新たな命と向き合うかけがえのない日々の中で、社会とのつながりが急に途切れたことに、大きな不安と焦りを感じられたそうです。
「このまま何もできなくなってしまうのではないか」と感じた日もあったと語ってくれました。
しかしその不安の中から、「自分で何かを始めたい」という想いが芽生え、新たな挑戦へと歩みを進めていったのです。
何かを変えたいなら、待っているだけじゃだめだと思いました。
自分の手で何かを生み出してみたい。その気持ちが、最初の一歩になりました
1人で始めたハンドメイド事業を年商800万円規模へ拡大
しほさんが最初に始められたのは、ハンドメイドキャンドルの制作でした。
趣味として作り始めたキャンドルをSNSに投稿されたところ、予想以上の反響があり、「必要としてくれる方がいるかもしれない」と感じて、販売に踏み切られたそうです。
当初は、材料を自費で購入し、ひとつずつ丁寧に手作りした商品を少量ずつ販売されていました。売上はごくわずかで、すべての作業をおひとりでこなしていたとのことです。
最初は1つ売れるたびに本当にうれしくて。
誰かの手に届くんだって思うと、それだけで十分報われた気持ちになりました
少しずつリピーターが増え、現在では年商800万円規模の事業へと成長。今では、暮らしに寄り添う香りのアイテムやギフト商品など、幅広いラインナップを展開しています。
独学での商品開発と販売
商品づくりも販売も、最初はすべて独学で学ばれました。素材選び、香料の配合、燃焼テスト、ラベルデザインなど、あらゆる工程において、ご自身で調べ試作を繰り返したそうです。
誰にも教わる環境がなかったので、とにかく調べて、自分でやってみるしかありませんでした。
1つ完成させるのにも、最初は何日もかかっていましたね。
販売にあたっては、ECサイトの構築方法や商品説明文の書き方、写真の撮り方、価格の決め方に至るまで、ネットや書籍で情報を収集しながら、自分自身で試行錯誤を重ねました。
最初はうまくいかないことばかりでしたが、ひとつずつ改善しながら進んできました。
と、謙虚に振り返っています。
Real us運営会社との出会いで事業が加速
事業を進めるなかで出会われたのが、女性起業家を支援する「Real us(リアラス)」運営会社です。同じように子育てと仕事を両立しながら挑戦を続ける女性たちとの出会いは、しほさんにとって大きな転機となりました。
それまでは全部ひとりで抱え込んでいて、正直、限界を感じることもありました。
でも、同じような境遇の女性たちと出会って、私もやっていいんだと思えるようになったんです。
「一人で頑張らなくてもいい」と思えたことで、心にも時間にも余裕が生まれ、事業の方向性がより明確になったといいます。SNS発信の仕方やブランド設計、売上の仕組みづくりなどを学ぶことで、事業はさらに加速。仲間の存在が、背中を押してくれる大きな力になったそうです。
2児の母として仕事と子育てを両立させる工夫
しほさんは現在、2人のお子さまを育てながら事業を続けていらっしゃいます。その中で何よりも大切にされているのは、「完璧を求めすぎないこと」だそうです。
お子さまの体調や行事に合わせてスケジュールを柔軟に調整し、家庭を最優先に考えながら無理のない働き方を模索されています。「母であることを理由に諦めたくなかった」という想いから、ご家族との時間と仕事のバランスを丁寧に取る工夫を重ねてきました。
時間にメリハリをつけるスケジューリング術
効率的に働くため、しほさんは「優先順位の明確化」と「時間のブロック化」を徹底されています。たとえば午前中は発送や事務作業に集中し、午後は撮影や制作に専念。お子さまが帰宅する夕方以降は、極力仕事を入れず、家族の時間を大切にされています。
今日は何をしないかを決めることで、逆にやるべきことに集中できるようになりました。
全部をやろうとしないことが、結果的に効率につながっていると思います。
週末には1週間のスケジュールを見直し、「やるべきこと」「やらないこと」を明確にリストアップ。無駄な迷いを減らすことで、短時間でも高い成果を出すことが可能になりました。
子育ての悩みから生まれたキャンドルの価値
しほさんのキャンドルづくりは、子育て中の悩みから生まれました。夜泣きや寝かしつけに悩まされる中で、自分を落ち着かせるために使い始めたアロマキャンドル。
その心地よさに救われた経験から、「この癒しを誰かと分かち合いたい」と感じたそうです。
子どもが寝てくれなくて、気持ちが限界になる夜が何度もありました。
そんなときにキャンドルを灯して、深呼吸するだけで気持ちが少しほぐれたんです。
あ、これを必要としているのは私だけじゃないかもしれないと思えました。
その想いは「子育て中のママに、ひとときのやすらぎを届ける」というブランドコンセプトに昇華され、多くの共感を集めています。
単なる雑貨ではなく、「心を整える道具」としての価値が、商品に込められているのです。
事業を軌道に乗せるために身につけたスキル
しほさんは、事業を続けていく中で、自然と多くのスキルを習得してきました。
仕入れや原価計算、販売管理、顧客対応、データ分析など、日々の業務の中で必要に応じて学んだそうです。
「始める前にすべてを完璧にしようとするより、やりながら覚える方が、早く身につく」と感じています。実践を通して身につけた知識と経験が、今の事業を支えているのです。
商品開発からマーケティング、人材採用まで
現在のしほさんは、商品の企画・製造・撮影・広報・販売・発送まですべてを担いながら、業務の一部をパートスタッフに任せる体制を整えています。
自分が本当に集中すべき業務に専念できるよう、業務の棚卸しと外注化を進め、「経営者としての視点」を意識されるようになったとのことです。
5年かけて独学で磨いた写真撮影スキル
SNSでの印象を大きく左右する「商品写真」にも、しほさんは強いこだわりを持っています。構図や光の加減、小物の選び方など、5年かけて独学で学びました。
その成果もあり、「写真が素敵で惹かれました」とのお声を多くいただくようになり、ブランディングの一環として重要な役割を果たしているとのことです。
しほさんの人生グラフ

起業を目指す女性へのメッセージ
起業に興味があっても、「今の自分にできるだろうか」「子育て中でも続けられるのか」と不安に感じている方は多いかもしれません。しほさんもかつて同じ悩みを抱えていましたが、それでも「やってみたい」という気持ちを信じて行動を起こされました。
そんなしほさんが、これから起業を目指す女性たちへ伝えたいのは、次の2つのメッセージです。
やりたいことは絶対やるべき
「やりたい」と思った気持ちは、何よりの原動力です。家族や環境の事情で、一歩を踏み出せずにいる方も少なくありませんが、完璧な準備が整うのを待つのではなく、今の自分にできることから始めてみることが大切だと、しほさんは語ります。
最初から自信があったわけではありません。
でも、やりたいと思った気持ちだけは本物でした。それを信じて、小さな行動を積み重ねてきたら、いつの間にか道ができていたんです。
その一歩が、未来を大きく変える可能性を秘めている。
しほさんの言葉には、同じように迷いながらも前を向こうとするすべての人への、静かで力強いエールが込められています。
遠回りせずに時間をお金で買うという選択肢
限られた時間の中で成果を出すには、「すべて自分でやろう」とせず、必要な部分には投資をするという考え方も重要です。
講座を受けて知識を得たり、専門家に相談したり、業務を外注したりすることで、無駄な遠回りを減らし、事業の成長を加速できます。
時間は有限だからこそ、自分がやるべきことに集中するために、他のことは人の力を借りるようにしています。
それが結局、一番の近道になると感じています。
しほさんは「母であることは制約ではなく、自分の強みにもなる」と語ります。
自分らしい働き方を実現するために、最初の一歩を踏み出すことが何より大切だと、温かく背中を押してくれています。
自分らしい働き方を叶える。Real usで始める第一歩

Real us(リアラス)は、「自分の力で働きたい」と願う女性のためのキャリアスクールです。
未経験からでも始められる実践的なスキル教育を軸に、「現場で実践する力」を身につけられる仕組みがあります。
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「誰かの役に立ちたい」「でも何から始めればいいかわからない」
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「私にもできるかも」が見つかる。未経験に寄り添う学びの場
Real us(リアラス)が大切にしているのは、実践ありきの学びです。
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「未経験で自信がない…」という人ほど、実践経験を積むことが一番の近道。
Real us(リアラス)では、仲間と支え合いながら、実際の案件に取り組めるようになるまでをサポートしているので、1人では不安な最初の一歩も安心して踏み出せます。
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